音楽と散歩と、Mariensztatを眺めながらの日々のあれこれ

明日は祝日。
お店も閉まりそうだし、お買いものしよう。
でも今日は少し熱っぽくて大きなスーパーに行く気はしない。
通学路にあるお店屋さんで全部済ませちゃおう。

そんなこんなで立ち寄った学校の近くのDelikatesyでの出来事です。

良い長さのバゲットを45円くらいで発見したので、
嬉しくて買ってみました。
いい発見をしたみたい☆
「このバゲット1本ください。」
「ＯＫ。」
パン担当のおばさんとの何気ないやり取り。
ただこの直後私が見たものといったら。

お店のおばさん、
ちょうど良い長さのバゲットの表面真ん中にナイフを当てている。
「ほよ？」と思う間はあって、

しかし次の瞬間、

お店のおばさん、
この外カリカリのバゲットを
ナイフで真っ二つに切ってくれました。

「え、待って。」なんて言う時間はなかったのです。
今ナイフが入ると、後から自分でカットする楽しみが半減するではないですか！
しかも（きっと）ふわふわのバゲットの中身が、外気に晒されたら
乾燥してしまうではないのかな！？

こんな私の心の叫びをよそに、
当然のごとくに、お店の定型紙袋に2本にして入れて
お釣りと一緒に渡してくれたおばさん。

わが目を疑いながらもちろんそこは笑顔でお礼を言い、
今見たものに、自分をほぼ強制的に納得させながら、
お店を出てきました。

帰宅して、乾燥する前の味を確かめておきたくて
一切れ賞味。
普通に美味しいんだけどなぁ。
今、半分と、一切れ分減ったもう半分のバゲットsは、
2重に袋に密封されて、台所棚に置かれています。

まぁそれでも、なんだか憎めないこんなポーランドのある日の姿、
この国にずっと残っていてほしいなぁとも思うのです。

ほっこり：）